カラートリートメントをしている髪は明るくできる?美容師が解説します
「白髪が気になるから、家でカラートリートメントをしています」
「美容室で明るくしたいけど、できますか?」
「前にヘアマニキュアをしていたけど、今のカラーに影響しますか?」
そんなご相談を美容室で受けることがあります。
カラートリートメントやヘアマニキュアは、手軽に白髪を目立ちにくくできるので、とても便利なアイテムです。
美容室に行く時間がないときや、
「次に美容室へ行くまで、少しだけ白髪を隠したい」
というときにも使いやすいですよね。
ただし、
「カラートリートメントだから、普通のカラーと同じように考えていい」
とは限りません。
特に、
「今より髪を明るくしたい」
という場合には、過去のカラートリートメントやヘアマニキュアの履歴が大切になります。

カラートリートメントは普通のヘアカラーとは違います
まず知っておきたいのが、カラートリートメントと一般的なヘアカラーは、同じものではないということです。
カラートリートメントは、髪に色を補うことで白髪などを目立ちにくくしていくもの。
そのため、
「暗くなった髪を、あとから普通のカラーで明るくすればいい」
と簡単にはいかないことがあります。
特に、長期間カラートリートメントを使っている場合は、髪に色が残っていることがあります。
すると、
「美容室で明るいカラーをしたのに、思ったより明るくならない」
ということも考えられます。
白髪の部分だけ、色が濃く残っていることも
さらに注意したいのが、白髪の部分です。
白髪はもともとの髪色が明るいため、カラートリートメントの色が入りやすく、濃く残っていることがあります。
たとえば、
根元の白髪部分には色がしっかり残っている。
一方で、黒髪の部分はそれほど色が変わっていない。
そんな状態になることがあります。
そのまま明るくしようとすると、
「白髪だった部分だけ、色味が違って見える」
ということもあります。
「全体を同じ明るさにしたかったのに、なんだか部分的に違って見える……」
という原因の一つになるのです。

「カラーしました」だけでは、判断できないことがあります
美容室でカラーをするとき、
「前回カラーしました」
と伝える方は多いと思います。
もちろん、それも大切な情報です。
でも、美容師が知りたいのは、
どんなカラーをしたのか
ということです。
たとえば、
・美容室でカラーをした
・市販のヘアカラーを使った
・カラートリートメントを使った
・ヘアマニキュアをした
・白髪用のカラーを使った
など、使用したものによって髪の状態は変わります。
だからこそ、
「カラーをしました」だけではなく、「カラートリートメントを使っています」と伝えることが大切です。
「いつ・何を・どのくらい使ったか」が重要
美容師に相談するときは、できる範囲で過去の履歴を伝えてみてください。
たとえば、
「3か月くらい前からカラートリートメントを使っています」
「白髪が気になるところに週1回くらい使っています」
「以前はヘアマニキュアをしていました」
などです。
正確に覚えていなくても大丈夫です。
商品が分かるのであれば、商品名を伝えたり、パッケージを見せたりするのも良い方法です。
美容師にとって過去の履歴は、
これからどんな施術をするのかを考えるための大切な情報
になります。
「明るくしたい」は、まず髪の状態を見てもらう
「今より少し明るくしたい」
「白髪を染めながら、柔らかい色にしたい」
「暗くなってしまった髪を明るくしたい」
そんな希望がある場合も、最初から「できる・できない」と決めつけるのではなく、まず髪の状態を美容師に見てもらうことが大切です。
カラートリートメントやヘアマニキュアなどの履歴がある場合は、過去に使ったものが現在の髪にどのように残っているのか、見た目だけでは判断しにくいこともあります。
だからこそ、
無理に一度で理想の明るさにしようとするのではなく、今の髪の状態からどうすればきれいに近づけられるのかを美容師と相談する。
この考え方が大切です。

美容室で「伝えること」は、失敗を防ぐための準備です
美容師に過去の履歴を伝えるのは、
「怒られるかもしれない」
「市販品を使ったことを言いにくい」
と思う必要はありません。
むしろ、美容師にとってはとても重要な情報です。
どんな薬剤を使ったのか。
いつ使ったのか。
どれくらいの頻度で使ったのか。
どの部分に使ったのか。
これらが分かることで、今の髪を見ながら、より現実的な施術方法を考えやすくなります。
美容室での仕上がりを良くするためには、
美容師の技術だけではなく、お客様と美容師の情報共有も大切なのです。

そして、きれいな髪をつくるのは美容室だけではありません
ここで、もう一つ大切にしてほしいことがあります。
それが、
毎日のホームケアです。
美容室でどれだけ丁寧にカラーやトリートメントをしても、毎日の髪の扱い方によって、その後の髪の状態は変わっていきます。
シャンプーの仕方。
乾かし方。
ドライヤーの使い方。
紫外線や摩擦への対策。
そして、自分の髪の状態に合ったホームケアを続けること。
こうした毎日の積み重ねが、次に美容室へ行ったときの髪の状態にもつながっていきます。
特にカラーを楽しみながら髪をきれいにしていきたいのであれば、
「美容室で何をするか」だけではなく、「美容室と美容室の間にどう髪を守るか」
まで考えることが大切です。
カラートリートメントを使っていることは、悪いことではありません
カラートリートメントも、ヘアマニキュアも、白髪を目立ちにくくするための一つの選択肢です。
大切なのは、
「何を使っているかを美容師に伝えること」
です。
「カラートリートメントを使っているから、美容室では何もできない」
ということではありません。
今の髪の状態を知り、過去の履歴を共有したうえで、
「これからどんな髪にしていきたいのか」
を美容師と一緒に考えていけばいいのです。
髪は、これまでしてきた施術の積み重ねで今の状態になっています。
だからこそ、これからもきれいな髪を楽しむためには、
過去の履歴を隠さないこと。
今の髪を知ること。
そして、毎日のホームケアを大切にすること。
この3つが大切です。
「もっと明るくしたいけど、できるかな?」
「カラートリートメントを使っているけど、美容室でカラーしても大丈夫?」
そんな疑問がある方は、自己判断で無理に変えようとせず、一度美容師に相談してみてください。
あなたの髪の履歴を知ったうえで、
今できること、これからできることを一緒に考える。
それが、髪をきれいに長く楽しんでいくための第一歩です。
そして、美しい髪は美容室に行った日だけにつくられるものではありません。
美容室での施術と、毎日のホームケア。
この両方を大切にすることで、これからもカラーを楽しみながら、髪そのものの美しさを守っていきましょう。
